鍼灸師2年目の現実②経験爆増の裏で精神的にヘトヘトだった話

鍼灸院開業までのストーリー

鍼灸師2年目って、技術的には一気に成長するけど、心が折れそうになる瞬間も増えました。
先輩の退職で施術機会が爆増、肩こりから椎間板ヘルニアまで本格的な症例を任されるようになった安心、若いスタッフの扱い+カーテン越しに聞こえるプレッシャーで、毎日ドキドキの連続でした(笑)。

今回は、そんな「けどしんどい」2年目の楽しいリアルを正直に書きます。
これを読んで、少しでも「自分だけじゃない」と思ってもらえたら嬉しいです。

臨床経験が一気に増えた!…はずが

2年目に入ってすぐ、施術数が約の2倍
肩こりや腰痛の日常症例はもちろん、坐骨痛、椎間板ヘルニア、変形性膝関節症、五十肩など、教科書に出てくるレベルの疾患を段階的に診ていただけるようになりました。

はりや整体施術自体は本当に楽しくて、早く地元で開業したいために、経験値がどんどん進んでいくのは最高の時間でした。

若いスタッフ扱いになるからこそ地味なストレス(笑)

様々な患者様が来院する中で、既存の方が多いのがこの鍼灸院の特徴でした。
当然ですが、ベテラン患者さんたちの先輩スタッフを信頼していて、私みたいな「若い子」には最初から懐疑的な視線が

正直苦手な患者さんもいたので、その担当に割り振られたときは気が重かったのも覚えています(笑)
技術的には自信が出てきたにもかかわらず、心の中では「早く終わってくれ~」とひたすら祈ってました。

カーテン越しの「聞こえちゃう」緊張感

院は、カーテンで仕切られているだけなため、隣のベッドの患者さんの質問、スタッフの対応が丸聞こえなんです。そのため、患者さんから鍼治療が始まるまえに、症状の訴えや日常生活での過ごした方みたいな質問をされると、この会話を聞かれるのは確実のため一気に緊張感が・・・ (笑)

そのため心の中でいつも願っていたのは、施術スタートする前に「何を訴えずにスタートさせてくれ」でした(笑)

全てが経験と思って

こうやっていただく訴えや質問などの答え方も練習していけば今後役に立つし、最初のそのスタートを乗り越えれて鍼治療が始まれば、緊張感というかストレスというかそういったものは落ち着くので、とりあえず数をこなせば患者さんからも信用されるし、場になじむだろうと思いとりあえずただただ耐えるのみだけど、確実に臨床経験は積めているのでそう思えば、こんなことは仕方ないし、ある意味厳しいテストにクリアしているので強気でいなきゃとも思って日々頑張りました。

ストレスMAXの日々をどう乗り越えたか

2年目は「楽しい」50%、「ストレス」50%の綱渡りでした。
精神的な疲労が溜まって、帰り道はもう解放感が半端なかったです。

それでも乗り越えられた「開業のための一時的な試練」と割り切れたから。
体育会系育ちのメンタルがここでも役割立って、「しんどいのはみんな一緒」「経験を獲得チャンス」と自分を鼓舞しました。

今は自分の院ですし、先輩方に聞かれるという緊張感もないので、そういった話を聞かれるというストレスはないし、聞かれることも大体内容が被ってくるからこそ、答え方も分かってきたのも、昔の経験があってこそだなと思いました。

2年間の教訓:苦しみの裏には必ず成長が

鍼灸師2年目の現実は、臨床経験の爆増と精神ストレスの両面
楽しい施術の裏で、若い扱いやカーテン越しのプレッシャーに耐えた日々。でも振り返れ、それが25歳開業の土台を作りました。

これから鍼灸師を目指す人、1・2年目で悩んでいる人へ。
「しんどい」は一時的。経験値が確実に貯まっている証拠淡々と、でも諦めずに続けてください!

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