鍼灸師1年目から2年目へ|ボロボロ新人が“任される人”になるまで

鍼灸院開業までのストーリー

社会人1年目は、とにかく毎日“揉まれまくり”で、だいぶ耐性がついてきたな…と実感していました。

2年目は、先輩が退職されたので寂しさももちろんありましたが、施術に入る機会が増えることになり、正直「鍼灸治療の経験をたくさん積める!」というワクワクもありました。
早く地元に帰って開業したいあたしにとっては、ありがたいチャンスが来た、そんな2年目のスタートでした。

テストに受かればどんどん現場に出られる環境

この会社で個人的に一番ありがたいなと思っていたのは、「テストに受かればどんどん現場を任せてくれる」というシステムでした。
年次が下だからといって施術数が少ない、ということは全然なくて、むしろ合格した技術からどんどん実戦投入してくれるスタイルです。

一番下のあたしでも、テストに通れば先輩と一緒に施術に入り、引き継ぎを任せてもらえることも増えていきました。
「ただの下っ端」ではなく、きちんと戦力として見てくれているのが伝わってきて、それが嬉しくてまた頑張れるという、いい循環が生まれていたと思います。

鍼治療の経験を積むという意味では、本当にありがたい環境だったなと、今振り返ってもしみじみ感じます。

新患デビューと、頭フル回転テストの思い出

既存の患者さんの施術だけではなく、新患さんにも入れるように、問診・検査・カウンセリングの練習も少しずつ始まりました。
「今日は問診から全部やってみようか」と言われるたびに、嬉しい半面、毎回お腹がキュッとするくらい緊張していました。

突然やってきた「試練」

1年目のとき、先輩から「うちは急にテストきたりするけど、合格したらどんどん任せてもらえるから」と聞いていたのですが、ついにその“急にテスト”の場面に遭遇します(笑)。

いきなり呼ばれて、「このことについてすべて言ってください」と言われ、もう頭の中はフル回転で必死にアウトプットしました。
無事に合格をもらえたと思ったら、すぐさま「ではやってきてください」と、そのまま現場に放り込まれたのも、今でも鮮明に覚えています。

こうやって信じて任せてくれるのは、プレッシャーでもありながら、「よし、期待に応えよう」とスイッチが入るきっかけにもなりました。
厳しいけれど、頑張ろうと思える環境って、今思うとかなり貴重だったなと思います。

合う合わないはあるけれど「成長は本物」だった

2年目になっても、正直、会社の雰囲気や人に対して思うことがゼロになったわけではありませんでした。
「ここ、あたしとはちょっと合わないな…」と感じる場面もあって、そのたびにモヤモヤしたり、葛藤したりもしています。

でも同時に、「大切にはされている」「育てようとしてくれている」というのは、ちゃんと伝わっていました。
開業するために勉強しに来た、という自分の第一目的に関しては、「この会社を選んで就職してよかった」と心から思えています。

毎日バタバタで、嬉しいことしんどいこと、色々ひっくるめて“濃ゆい日々”だったのは間違いありません。

2年目を乗り越えて見えた、開業への道筋

今振り返ってみても、この頃のあたしは「開業したい」という目的ははっきりしているのに、働きたい場所が地元にはなくて、一度地元を出て就職するという選択をしました。
もしここで辞めて、また一から職探しをしていたら、多分ピンと来る職場に出会えず、2年目に突入できていなかったかもしれません。

体育会系で育ってきたからこそ、「努力すること自体はそんなに苦じゃない」「そう簡単にうまくいくとも思ってない」というメンタルも、かなり支えになっていた気がします。
そのおかげで、目の前の厳しさを“全部ムダ”とは捉えず、「これもいつか開業したときに生きてくるはず」と踏ん張れました。

今の自分をつくっているのは、まさにこの時期の経験たちだなと、改めて感じています。

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